その③母の背中ってこんなに小さかったのか…
3/14、母退院の日。朝から病院へ迎えに行くと部屋で母は着替えて横になっていました。
昨年の秋に会った時より母は一回り小さくなっている感じ。私の中では強い母、強いとしかいいようのない母が口数少なく、ため息ばかりの。下向いたままの母を見ても私はまだ現実(母の状態)を受け入れられずにいました。
それから入院時に叔母夫婦に揃えた荷物を持って(ゴミ箱やコップ、下着類を見るとこんな時私が出来なかった事が母に申し訳ない気持ちになったなぁ)会計を済ませ帰宅。
母の身体はまだ全身発疹だらけの状態。とてもきつそうにしていました。
母に作った食事。
・お粥と大豆をミキサーにかけた主食を主に
普通の味付けだと食べれないという事だったのでかなり薄い味で作りました。
・山芋おろし&オクラ
・かぼちゃと小豆煮。
・鳥ミンチを使った料理
・おひたし
・にゅうめん
・とろろ蕎麦 など。
最初は2くち食べたらゲップが上がってくるようでほんの少ししか食べれなかったみたい。
1日1回の数種類の薬、お風呂あがりに体に塗る薬。
週1の通院。精神的に鬱っぽくなっていた母。お風呂あがりに母の背中に薬を塗る際、背中は丸まっていて小さくなったな…と感じた。
今まで母に苦労をかけてきた自分が情けなく感じた。また強い母を見れるのだろうか。何でも仕切る母をまた見れるのだろうか。
2度目の受診から服用する薬の量が減った。
3度目の受診では薬の処方はなく、次は身体から薬を抜く経過を観ます。とのこと。母は身体中、顔まで真っ赤になった事が心配でたまらず、Dr.に「治りますか?」と尋ねたらしい。Dr.は『治ります。』と返事だったのでとても安心した表情でした。
日に日に母の体の発疹は上半身から薄くなったが少し家事をするだけで下半身が毛細血管に沿って真っ赤になる。
退院し、通院5度目。最後の受診。母の発疹は個人病院で処方された薬が原因だと判明。薬疹でした。